黒血(くろち)が方言だと知った

黒血(くろち)

 

黒血

黒血は、青あざや青タンと呼ばれたりもする、強くぶつけたときに皮膚が紫色っぽく変色するアレのことである。

アレを、家族も、地元の友人も、同級生らも「黒血」と呼んでいた。皆が皆そう呼ぶため、アレは全国一般的に黒血と呼ばれているものとばかり思っていた。

ネットで少し調べたところによると、「黒血」と呼ぶのは、どうやら岩手県と宮城県と熊本県に多いとのこと。岩手県と宮城県は隣同士なのでわかるが、熊本県とはまたずいぶん離れた地域だ。

 

私の地元・宮城県では広く「黒血」が通用する感覚がある。宮城県内でも訛りが激しい地域では「くろち」を越えて「くろつ」と発音することがある。場合によっては「くろづ」に近い発音をすることもある。こうなってくるとけっこうなズーズー弁である。

ちなみに、「黒血」を文字として書いてみたことがないため、漢字が合っているかどうかはわからない。音声として「くろち」と言う&聞くのみだったため漢字は不明。意味などを考えるに「黒血」以外はあり得ないとは思うが。

黒血は、黒っぽくもなるけれど、紫色っぽくなったり、赤系の色にも茶系の色にも見えたり、治ってくると黄色っぽくなったりもするので、「黒血」というほど黒色に特化はしていないという見方はある。

 

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