タコは奥深い生物。ドキュメンタリー『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』鑑賞

netflix オリジナル Netflix

 

Netflix(ネットフリックス)オリジナル ドキュメンタリー『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』にて、タコについての興味深い生態を知りました。

得たタコの知識等をざっと書き起こします。当ドキュメンタリー内に出てきたタコの種類はマダコなので、特にマダコの特徴として捉えられたし。

 

タコについての生態・知識・情報等

(すべてドキュメンタリー内で語られていた内容です。)

  • タコの知能は非常に高く、イヌやネコ、下等霊長類にも匹敵する。
  • 皮膚に突起が生じたりまたそれを消したり、頭に角が生えたり、皮膚の色や質感・模様を周囲に合わせて変化させることができる。
  • たまに「足」が出てきて、海底を二足歩行で歩く。
  • 体を丸めて、岩のようにじっとすることもある。
  • タコの先祖は貝。進化の過程で殻を失った。
  • 寿命は1年余り
  • 認識機能の3分の2は、脳ではなく、腕にある。
  • 2,000個の吸盤を、別々に動かせる。
  • 文献によると、タコは夜行性とのこと。
  • タコは、(硬い殻がある)貝を捕食するが、どうやって仕留めるかというと、タコの腕の根元にある歯舌で貝に穴を開け、そこからヘビのように毒を注入して、軟体動物の様子をうかがう。
  • タコの卵から孵化する幼生は何十万もの数になるが、たとえば50万もの稚ダコがいたとして、生き残るのは一握り。
  • タコは細かい情報まで理解し、記憶することができるという。また、生死に関わる判断を瞬時におこなうことができる。

 

特筆すべき点は、タコの知能が高いということ。それを見て取れるタコの実態がカメラにおさめられていました。弱肉強食の戦場でもある海の中で、敏(さと)い状況判断能力と工夫力とで荒波をくぐり抜けるタコ。天敵であるタテスジトラザメを「出し抜く」場面もあった。また、タコ以外の他の生物に対しても交流をはかってみるような社会的動物のような一面も見ることができた。人間にさえも、警戒しながらも友好的な姿勢を向けていた。

当ドキュメンタリーの中でタコは、水中にいる人間の個別性を体の動き等から認識し、毎日姿を見せる人間に対して徐々に近づくようになっては、触れ合いを試みるようになった。人間が差し出した手に腕をしゅるしゅると絡ませたり、ハグをするかのように人間の体に抱きつく姿が映し出されていた。毎日水中に通いつめていたクレイグ・フォスター氏は、そんなタコに対して友情以上の情が湧くようになっていった。感情移入してしまうのもうなずける、人間との親和性が思ったよりも高い、タコである。

 

タコのイメージが変わったドキュメンタリー作品であった。いや、イメージ以前に、普段「生物としての」タコについて考える機会は無いに等しく、タコの生態についてほどんど知らなかったわけですが。

この作品では、一般的にあまり知られていないタコの知識を得られるとともに、1本の映画として成立する「物語」がきちんと含まれているから、単なる知識を得る以上の作品としての豊かさがある。正直、奇跡的ともいえるような物語性あるいはドキュメンタリー作品としての仕上がり具合に驚いた。そしてタコが可愛く見えること必至の、タコに感情移入する、タコのドキュメンタリー映画だった。

「宝石箱」のように化けたりもするタコ。敵から身を隠すために、貝や石をぺたぺたと全身に貼り付けるのだが、それが、宝石箱といいますか、なんなら銀河みたいな奇怪綺麗さがあって、その見た目の変化具合には驚きである。タコは火星人やエイリアンのデザインの素となったりしますが、そんなこんな含め、タコは神秘的だといわれたりするのもなんとなくわかります。まだ明らかになっていないことは多く、タコはまだまだ奥深いようである。

 

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