執行草舟さんの号の由来に関する動画が、公式YouTubeチャンネルにアップされました。
元々は社員さんに向けて話された社内用の映像を、今回YouTubeに公開されたようです。
平成13年・50歳当時の執行社長が、これから名乗っていく「草」に対するひとかたならぬ想いを、眼光鋭く、熱く、語っておられます。
【草莽崛起-草舟の由来】秘蔵映像~平成13年50歳の執行草舟」 – 執行草舟チャンネル【公式】
動画での執行氏の口述を一部書き起こします。
命も要らず 名も要らず
名声もそれよりももっと大切なものを求め
花を求めず
花になろうとか 幹になろうとか 野心を抱かずに
この肉体ひとつ 魂ひとつ
それで以って全ての誠の道にぶつかって行く生き方を
草の如く生きると言う誠の道に 自分の身体と魂を全部投げ込む人間は
草莽の志と言う(※一部抜粋)
この動画によって私は、「草」にまつわる自分のエピソードを強く思い起こしました。
話は中学三年生の頃にさかのぼります。
中学校の卒業文集で「自分を物に例えるなら何?」という質問があり、卒業生全員が答えなければなりませんでした。当時中3の私は「草」と書いて答えました。
最初は別の物を書きましたが、提出直前に書き直して「草」にした経緯があります。
今となっては、そうなるように力が働いた感じというのか、導かれた思いがしています。
「草」は中3にしてはなかなか渋いチョイスだったと思います。
時を経て上述の執行社長のYouTube動画を初めて観たときに、私が「草」と書いたゆえんが時と場所を超えて今ここに収束したと、生意気ながら思いました。
上述の動画に感銘を受けたのは言うまでもなく。
中3当時は草莽の志なんて言葉は知らないし、草に対しての深い哲学を持ち合わせてはいなかったです。でも自分にまつわる質問への答えとして結局「草」を選んだ事実はある。
のちに心魂からの愛読書となる執行草舟さんの一字を、しかもご本人がひとかたならぬ想いで付けた号の一字を自分にまつわる答えとして中学の卒業文集に書き記したことが、なるようになっていたというしかなく、この納得感は「感情的なものにあらず」でして、つまり自我によらないところで腹に落ちたのです。
――と、こういうことがありました。
上述の執行氏の動画は、私の思い出に尊い深遠さを与えてくださったことを記して本記事を終わります。