エッセイ:願いが叶う玉、とな?

鵜戸神宮 運玉 エッセイ
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~故・伊丹十三監督風の文体(というよりは語尾)で書いてみるエッセイあるいはコラムのようなもの~

 

宮崎県の鵜戸神宮へ行ったときの話である。

鵜戸神宮には、願いが叶うかどうかを試す、運試し的なスポットがある。

どういうものかといえばまず、鵜戸神宮の敷地内に大きな岩がある。「亀石」という。
亀石のてっぺんの真ん中部分には、ちょっとした窪みがある。
その窪みに、「運玉」と呼ばれる小さい石みたいな玉を投げ入れることができると、願いが叶うという。
ちょっと高くて離れた場所から、願い事を念じながら、男性は左手で、女性は右手で投げるのですとかいう。

運玉は5個で100円也―。

私も挑戦しました。

 

―1st Challenge―
投げる場所から亀石までけっこうな距離があり、簡単ではない。
私は5個とも入らなかった。

 

―2nd Challenge―
ならばもう一回挑戦。また運玉を100円で購入。
運玉は手作りなのか、物によって微妙に大きさが違う。また風向きもあるので、一球投げていい感触だと思ったとて次に同じように投げても違うほうへ飛ぶのである。
また私は5個とも外したのであった。

近くで私の投球を見ていたご夫婦が「惜しかったねー」と声をかけてきた。
この運玉は知らない人とも自然にコミュニケーションが生まれるのである。

せっかくここまで来たので、入るまで挑戦したいと思いましたね、私は。
しかし、すでに二度も運玉を購入している。
また巫女さんの所へ運玉を買いに行くのもそろそろ気まずく感じてくる頃であります。
どうしようか迷っていたら、他の団体のシニア男性が「入るまでやる!」と言って運玉を買いに向かった。

あっ、開眼。
そうだ、入るまで挑戦すればいい。やりたいならやりゃいい。
と、開き直ることができて三度目の挑戦へ。

 

―3rd Challenge―
また新たに5個の運玉を持って亀石の穴へ投げ込む。
……が、三度目が一番軌道から逸れる投球が多いじゃないですか。
あらー。なんかヘタになったかも。
って思いながら4個外して最後の一球へ。

 

なんと。

 

入った。

最後の一球がホールインワン。

近くにいた人から「入った」「おめでとう」「ラッキー」の声をもらった。うれしかった。

三度目に成功、「三度目の正直」はあながち迷信ではないのかもしれぬとちょっと思わせてくれるようなタイミングであった。
そして。
結局、願いを叶える運玉は入るまで投げ込んだもん勝ち。
願いを叶えるには、叶うまでやりつづけろってことでしょうか。

そんな教訓のようなものも得たかもしれぬ鵜戸神宮の運玉でありました。

 

当記事は、以前自分が別サイトに書いた記事の移転になります。
別サイトでの公開日:2019/10/10

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Saeka Kadomatsu
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この記事を書いた人
門松冴果

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映画と文(ぶん)が好きな物書きです。小説を書いています。

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