エッセイ:「そうめんでケチャップスパゲティ」

エッセイ
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~故・伊丹十三監督風の文体(というよりは語尾)で書いてみるエッセイあるいはコラムのようなもの~

 

まずは「うーめん」についてのお話をば。

温麺(うーめん)、これはそうめんよりも短い細麺でして、ゆえに、ゆで時間が短縮でき、味付けもよく絡まるという特色があって使い勝手がよい麺といえます。

ネットの情報によれば、麺の長さは9センチメートルくらい、油を使わない麺として江戸時代初めに開発されたそうである。

うーめんは乾燥したタイプで市販されており、3束くらいで包装されているのであるが、3束並んでもそのサイズはポケット辞書くらいのもので、ちんまりとしており、コンパクトです。

この「うーめん」、私の地元ではわりと名産でして、わりと家庭で食べられている。
私の実家では、お中元やお歳暮でいただくこともあります。
保存がきく乾麺なので、だいたいいつも台所にはストックが置かれている状態であった。

 

もらい物でたまっていく乾麺を消費をせねばならぬ。
とはいえ毎日そうめんというわけにはいかぬ。
夏場は冷やしそうめんを食べる機会が増えても、それでも、そうめんの主な味付けであるめんつゆってけっこう飽きることもあります。

ときに私としては、さっぱりしたそうめんつゆよりも、こってりしたものがおいしいティーンの頃であったので、私はそうめんにせずに、ナポリタンのようにして食べていた。

家族が不在で一人の昼食のときなどには自分で作って食べることもありましたね、そうめんナポリタン(ケチャップスパゲティ)風。

 

そうめん改めうーめんナポリタン風は、とても簡単に作れる。

まずはうーめんを袋から取り出し、沸騰したお湯に入れてゆでます。
たまにゆでた麺がくっついて硬質化して少しストレスを感じることもあります。
ただし先にも述べましたように短い細麺なのでゆであがりは早いものであり、そのへんのストレスはございません。

ゆであがった麺をザルにとり、水ですすぎ、水気を切る。
次にいためます。フライパンに油を引き、水気を切った麺を投入して、味付けします。

私は、ケチャップと中濃ソースで味付けをしていた。
この2つの調味料でオーケーなのである。
これらを目分量でチューッと注ぎ入れ、うーめんと混ぜていためて完成。

具なしケチャップスパゲッティーのできあがりである。
本件に野菜は不要。ベーコンなどのたぐいも入れぬ。
玉ねぎやピーマンやベーコンで彩りを添える必要などない。
ましてやそれらを入れて栄養面をどうこうなど考慮せず。
これはケチャップとソースの大味をたのしむものです。
野菜やベーコンは別の機会に活躍してもらえばよいとなる。

 

さて、そうめん改めうーめんで作ったケチャップスパゲティー、味が絡みやすく濃厚で、ツルツルっと食べられる。
中濃ソースの割合が多いと、酸味がツンときたりしますが、それもまたティーンだった自分が作るテキトーメシの醍醐味なり。

再三になりますが短い麺であるので、次のような利点もあるのですがそれは、ふつうのそうめんやラーメンにありがちな「途中で噛みちぎらずにすすりきらなければならない」問題が解決できるということ。気軽に手軽にするっと食べやすいといえます。

たまにはそうめんやうーめんでスパゲッティを作ってみるのもけっこうなものです。

 

ところで、今回、うーめんでナポリタンのようなものを作っていたという文章を書くにあたり、うーめんを調べてみて、油を使っていない麺だという特徴については初めて知ったのであった。

それを油でいためてしまうという、うーめんの特徴をないがしろにするような調理をしていたのですね私は。
時を経て気づくこともあるものである、いろいろと。

 

 

当記事は、以前自分が別サイトに書いた記事の移転になります。
別サイトでの公開日:2019/11/03

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Saeka Kadomatsu
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この記事を書いた人
門松冴果

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映画と文(ぶん)が好きな物書きです。小説を書いています。

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