エッセイ:黄金の紙吹雪のような落ち葉

エッセイ
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~故・伊丹十三監督風の文体(というよりは語尾)で書いてみるエッセイあるいはコラムのようなもの~

 

駅前のアーケード商店街を歩いていたときに、はからずも紅葉の魅力を味わったことがあった。

アーケードの出口の先には、大通りが横切っている。

大通りに沿って、イチョウの樹が植えられている。

黄色く染まったイチョウの葉の落ちるのの雅やかなこと。

黄金の紙吹雪みたいであった。

太陽の光を反射して、一枚一枚の葉が風にひるがえって、キラキラと輝きながら散っていた。

青空の大通りに抜けてから街路樹を仰ぎ見るのもよいものではあったが、しかしその前に天井が覆われたアーケードから落ち葉だけを見通すのもまた新鮮でよかったのである。

数メートル~数十メートル先に見えるアーケードの四角い出口から、イチョウの落ち葉がきらめきながらナナメに流れていくのは、そこだけ別の空間のようであった。
そこに大型ビジョンがあって、アートな映像を流してるみたいだった。

季節や天気や風など条件が重なり、「作られた」ように綺麗で寿な風景が発生していたのですね。

自然の美しさのポテンシャルは半端ないのである。

車通りの多い大通りに、目もあやな彩りを添えていた紅葉と落ち葉。

散りゆくナントカも美しいとはいうけれど、思いがけず遭遇した黄金の紙吹雪のような落ち葉、本当に美しかったです。

 

 

当記事は、以前自分が別サイトに書いた記事の移転になります。
別サイトでの公開日:2019/10/22

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Saeka Kadomatsu
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この記事を書いた人
門松冴果

Saeka Kadomatsu
映画と文(ぶん)が好きな物書きです。小説を書いています。

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