映画『素敵なウソの恋まじない』を観た

映画(旧作レビュー)
スポンサーリンク

 

映画『素敵なウソの恋まじない』を鑑賞。

内気でお人好しの高齢男性が、一つ下の階に住む未亡人の高齢女性に恋をし、彼女を喜ばせるためにある嘘を決行するというお話。

コミカルで穏やかで平和な雰囲気の作品。

まろやかな雰囲気ではあるが、飼っている100匹ほどの亀を台所に押し込めてお客さんに亀の存在を悟られないようにさせる場面など、意外に無茶なコメディネタを仕掛けてきたりもする。

 

主人公の高齢男性・ホッピーさん役は、ダスティン・ホフマン。

映画『レインマン』でサヴァン症候群の男性役を演じていた俳優さんです。

ホッピーさん、人のい~い、時に哀愁漂う高齢男性だったな。

恋愛には不器用かもしれないが、手先は器用で、自家製ハンドクレーンみたいなのを作ったりできる。

 

ホッピーさんが恋するシルバーさんは、明るくて外向的でオシャレやダンスなどを楽しんでいる女性。そしてちょっと天然入ってる。

個人的には、シルバーさんが会話の中で「Mr. ホッピー」を連呼するところに興味を感じた。会話中に相手の名前をよくよく呼ぶという。

これは、映画『おいしい生活』で、ウディ・アレンが妻の名前の「フレンチー」を連呼してたのと同じ特徴だ。「いいかい、フレンチー」「~なんだよ、フレンチー」みたいに妻の名前を何度も挟んでて、口数多めでちょっと抜けている感じが表れていて、シルバーさんもまさにそういった性格かと。

これ、何気ないけどキャラクターの性格を味つける良い特徴だなと感じている。

 

ホッピーさんの恋敵(?)であるプリングルさんもいい味出していた。高身長で思いきりのいい自己チューで、ホッピーさんとは正反対のタイプ。

プリングルさん、まず名前がポテトチップスみたいでおいしそう。

ネットではよく「プリングルス」氏と書かれていて、そう呼びたくなる気持ちは非常にわかりますが、彼はMr. Pringleで「プリングル」氏ですね。

プリングルさんが食べてたインドのお菓子は……ああ……知らぬが仏。

 

それから当作品には、ジェームズ・コーデンが語り部役として出演していました。

ジェームズ・コーデンは、「カープール・カラオケ」(セレブやアーティストたちと車内で熱唱する番組コーナー)のホストなので、なんだか彼が出てくるたびにTVショーでも見ている気分になりました。

語り部であったジェームズ・コーデンですが、最後にその役の素性がわかり、「おっ」となった。

 

テレビ映画ということもあってか(?)、カチッとした映画ではなく、ストーリーにもセットにもどこか緩さが感じられる。ベランダから見える青空なんかは、今時珍しく作り物感があったし。

その緩さが、ホッピーさんの控えめスローな感じだったり、シルバーさんの天然陽気な雰囲気だったり、二人をつなぐのんびり亀とマッチしていていいのかもしれない。

 

タイトルとURLをコピーしました