映画『プーと大人になった僕』を観た

『プーと大人になった僕』 映画(旧作レビュー)

 

映画『プーと大人になった僕』(2018)を観た。

森で遊びたくなる映画だったなあ。

 

森の霧が晴れていくように、どんどん明るくなる内容だった。

最初のほうは、なんだか湿っぽい感じで悲愴感が漂っていた。
そして、なんとなく最初は「入っていけない」or「入ってこない」ような何か自分とフィットしない感があって、最後まで鑑賞できるかわからないかも……と、ちょっと思いましたが。

心配無用でした。

 

大人になったクリストファー・ロビンとプーが出会ってからドタバタが始まってどんどん面白くなっていった。

いい話だなーと思える内容だったし。

 

合言葉になっていた「何もしない」ってのは、現代人に刺さる部分があるかと思います。

仕事人間のクリストファー・ロビンがどんどん童心にかえっていくのがよかった。
どんぐり拾いをして、泥んこになって、傘を剣に見立てての本気のエアー決闘なんて、酔っ払いか童心に戻れる環境がなければ出来ないよなあと。
酔っ払いのポテンシャル並に童心にかえれる環境があるとすれば、やっぱり大自然なのかなと思います。

外で自然とたわむれる中での「何もしない」ってのは、健康とかメンタルとかによさそう

家から遠くない場所に森ほしい……。森。緑。

 

実写テイストのプーは、どんどんかわいく見えていった。

カンガルーの子供のルーも、かわいかった。ポケモンのイーブイにちょっと似てた。

ピグレットもかわいかったし、結果、森の動物たち皆かわいかった。

ロバのイーヨーは皮肉家っぽくて、ティガーは“錯乱坊”って感じで物語を引っかき回してくれて、ともにナイスキャラだった。

調べてみたら、プーとティガーの英語版声優さんが同じ方だと知って驚いた。

おっとりなプーとハッスルなティガーを器用に演じ分けていたのですね。

ジム・カミングスという男性声優で、実にたくさんの有名アニメや映画に「声の出演」をされています。

こんな方が親戚にいたら楽しくてしょうがないだろうな。

 

作品の舞台は1940年~50年代くらいだったので、ぬいぐるみ(のように見えるもの)が動いたりしゃべったりすれば、それはもう人々は目が点の大騒ぎであった。

でも、もうすぐ2020年代に突入する現代ならば、ぬいぐるみが動いてもしゃべっても驚きはしないでしょう。
そういう製品なんだなーと思います。
「これは夢だ!」とか「疲れてるのかな……」というふうには思わないです。

ファンタジーのように思えてたことがリアルの世界で実現していってることを改めて感じました。

 

あと、映画の中で個人的に一番よかったセリフはこれ。

「ぼくはおつむが小さいから」と言うプーに対してのクリストファー・ロビンの返し。

「いいや。君は心がとても大きいんだ」
(1:04:25くらいのシーン)

……グッときました。

 

プーはかわいくも、どこか哀愁が漂っていて、なんだかたまに何気ないところで切なくなったりほろりとくるようなところもありました。

プーのその雰囲気が作品全体をつくっているのか、冒険やハチャメチャがあって楽しい作品ではありますが、同時にほろりとくるような作品でもあります。

 

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