2017年の夏の甲子園、仙台育英高校野球部の選手たちが「All is well きっとうまくいく」を合言葉にして戦っていたと聞きました。
「おや、これはあの映画の」じゃないかと。
「あの映画」とは、その名も。
『きっと、うまくいく』
映画『きっと、うまくいく』
映画『きっと、うまくいく』は、インド映画です。
多くの国でヒットをとばしました。
ジャンルとしては、コメディ色の強いドラマ映画、という感じです。
映画の中でキーワードになってるのが”All is well”で、日本語では「きっと、うまくいく」と訳され、それが映画の邦題にもなっています。
この映画、とてもおもしろい。
私はこの映画が大好きでして、以前こんな投稿をしました。↓

仙台育英の選手たちは「All is well」を「きっとうまくいく」と訳していました。
このセットでくるということは。映画を観たにちがいない。
と思い、そういったエピソードがないかネットを探ってみること数秒。
見つけました。
映画『きっと、うまくいく』との関わりを確認できるこんな記事がありました。↓
リンク 【仙台育英】ポジティブ精神でリベンジに燃える夏 | Timely! WEB
仙台育英の選手たちは、映画『きっと、うまくいく』を鑑賞していた
上記サイトによると、仙台育英野球部の佐々木順一朗監督が選手たちに映画をみせたそうです。
以来、「きっと、うまくいく」という言葉は、選手たちの士気を鼓舞する合言葉になったのだとか。
3年生の佐藤令央選手(オリックス※・佐藤世那投手の弟さん)は、伝令のたびにこの言葉をチームメイトに伝えていたそうです。
(※当記事執筆当時)
そうか、今夏甲子園で仙台育英の伝令の場面を何度か見たけど、「きっと、うまくいく」って言葉も伝えてたのか。と、なんだか感慨深い。
仙台育英は、伝令のときに笑顔が見られたり、ピンチの場面でも甲子園でのプレイを楽しんでるなと思わせる表情をしていました。
その背景には「All is well きっとうまくいく」の言葉があったんですね。
前向きになれる映画だもんな。特にこの歌のシーンとか楽しいです。↓
「きっとうまくいく」と文字で書くと、力みの入った印象に捉えられることもあるかもしれませんが、仙台育英の選手たちはむしろ力まないためにこの言葉を使っているのでしょう。
「肩の力を抜かす」的な感じで使っていたのかと思います。
スポーツや勉強真っただ中の学生は特に感じ入るものがありそうな映画です
先ほどリンクを貼った「仙台育英×きっとうまくいく」のオンライン記事を見たりしてるうちに、映画『きっと、うまくいく』が観たくなってきました。
ということで、Amazonビデオで観てきました。
何度か観てる映画ですが、何度観てもいい
ストーリーはわかっていても飽きることなく夢中で鑑賞できました。
「主人公のこの言葉は選手たちに響くだろうな」
「佐々木監督は、ここのシーンを特に選手たちに見せたかったんだろうな」
などと、仙台育英目線(?)になって、いろいろ想像して楽しんで観ました。
改めて鑑賞してみたら、スポーツや勉強の真っただ中にいる学生さんたちの心に残りそうなシーンがけっこうあるように思えました。
(出産の手助けなど)仲間との協力プレーしかり、成績トップのランチョーの教えしかり。
「僕の成績が一番なのは、僕が工学を好きだからだ」(※「僕」は、工科大生)
「成績や評価を求めるな。優秀であれば成績や評価はおのずとついてくる」
みたいなあたりは、集団の中で順位をつけられたり評価をされたりする人たちは特に感じるものがあるのではないでしょうか。
映画『きっと、うまくいく』、観た後に元気が出るタイプの作品だと思います。
それから、自分の好きなことを再確認したりあるいは発見したり、何かしらそういった自分の好きなこと・やりたいことに対して「フック」のある作品かと思います。
以上、仙台育英野球部の合言葉「きっとうまくいく」の元ネタの映画についてでした。