漫画家が語った「君の名は。」「シンゴジラ」「この世界の片隅に」の震災絡みの共通点

映画(その他雑記)
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2016年に大ヒットした映画といえば『君の名は。』『シンゴジラ』『この世界の片隅に』でしょう。

 

キネマ旬報の1位に輝いた『この世界の片隅に』に関しては、2017年になってからさらに勢いを増しています。

『君の名は。』は、今でも多くの映画館で上映されていて本当に記録的大ヒットを飛ばしている物凄い映画です。

『シンゴジラ』もキネマ旬報の2位を獲得し、多くの映画ファンから高評価を得ている映画です。

 

この2016年を代表すべき映画3作に関して、漫画家の山田玲司さんがおもしろい分析を動画で話していたのでご紹介します。

 

以下、山田さんの発言を簡略的に文字におこしたものです。

 

「シンゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅に」には共通点がある。あの3.11をどうとらえるかということを、アーティスト側からの回答として出した3作品だ。3.11にものすごく向き合った映画たちだ。アーティストにとっての震災総括である。

 

シンゴジラ

ゴジラ自体が原発のメタファー。デブリのメタファー。上の世代らしく、楽観的。お上がんばれ。そして若手エリートがんばれ。という姿勢。若手エリートは上の世代を踏みにじるけど利用もする。最終的にはデブリは冷えるよねという希望的な観測。

 

君の名は。

切ないけど楽観的。(震災)なかったらよかったのにねという話。なかったらいいことにする話。ずっと信じていたことがあった→ダメかもしれないと思って泣いてた→けど、ダメじゃないんだよということを言い切っている。

 

この世界の片隅に

なかったことにはならないんじゃー!と一発かます。夢みたいなことにはならないんじゃー!国の真の姿を見た。両方の映画をすずさんは否定している。で、どうするかというと、それでも生きていく。

 

 

ノッポさんに一クリエイターとしてアドバイスされたこと。「山田さん。本当のような嘘じゃなくて、嘘のような本当を書いてください」

 

この世界の片隅には、嘘のような本当。前者2作品は虚構(本当のような嘘)。震災はなかったことになんてできない。
この世界の片隅には一発かましてくれた。肝心なところを見ないことにはしない宣言。それが本物の大人の姿だなと思った。

 

こういうような分析でした。

 

もちろんこれらの発言は、東日本大震災というものに絡めたときに「こう捉えることもできるよな」という一見解であり、映画の断片的な部分を見たものです。

それぞれの映画にはそれぞれの良さがあり、「どの視点から見るか」によって評価が変わってきます。

どこをどう感じてどのように評価するのは個人の自由。

 

山田さんの東日本大震災に絡めた分析は独特で興味深かったです。

山田さんご本人の語り口がおもしろかったので、割と長めの動画ではありましたが最後まで興味深く見させてもらいました。

 

YouTubeに動画がありますので、よろしければどうぞ。(41:00頃~)↓

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